「美醜の大地」第35話のネタバレ・絢子の中で目覚めた鬼

「美醜の大地」第35話のネタバレ・絢子の中で目覚めた鬼

 

前回は壮絶な絢子の過去が分かり

大好きだった母との死別とそこから湧いた不気味な感情。

そして、母の遺品の鏡台に亡くなったはずの母が

映り込んでいました。

 

子供の時の絢子はとても純粋で良い子だったのに

なぜあのような歪んだ子になってしまったのか…

 

今回はこの辺りが分かるのでしょうか?

 

 

前回・第34話のネタバレはこちらから

 

 

第35話のネタバレ

 

絢子の祖父は全裸でまたがっている加世に向かって

絢子のことを「籠の鳥」だと言った。

誰にも愛されず顧みられることもなく

ただ飼われているだけの孤独な小鳥なのだと。

 

それを聞いた加世は何故自由にしてあげないのかと尋ねた。

すると祖父は加世の陰部をいじりながら

「あれは私のかわいい小鳥だからさ

それに籠に捕らわれていようとも

小鳥が憐れで幼気とは限らん

絢子は見た目こそ母親に瓜ふたつだが

中に棲んでいるのは私と同じ鬼だ

だから手元に置いて置きたいのだよ」と言い

不気味に笑うのだった。

 

 

 

絢子は過去の話の続きを清二郎にしていた。

暫くして妹が生まれた話をする。

妹の存在を知らなかった清二郎は初耳だと驚くと

絢子は「そうでしょうね」と言いながら自分の手を見つめていた。

 

 

 

妹の真愛美が生まれ父と継母は真愛美を囲い

幸せそうに笑い合っていた。

その姿をドア越しに見ていた絢子は

ここに自分の居場所はないと悟り

もう誰からも私は愛されていないと絶望していた。

 

 

そんなある日、掃除道具を持ち廊下を歩いていた絢子は

部屋から真愛美の声を耳にしドアも開いていたので覗きに行く。

 

 

そして、手を伸ばすと真愛美は

絢子の人指し指を握り可愛らしい笑顔を見せた。

その笑顔を見た絢子は死んだ母以外の人間が

初めて自分に向けた笑顔だったと衝撃を受けていると

背後から襟を捕まれすごい勢いで後ろに投げ飛ばされてしまう。

 

その正体は継母で凄い剣幕で真愛美に何をしようと

していたのか問い詰めてくる。

絢子が反論しようとするのにも耳を貸さず

「汚い手であたしの娘に触るんじゃないよ!

人が情けをかけてやりゃ

いい気になって

このクソガキっ

あんたなんか母親と一緒に死ねば良かったのよ!

二度と真愛美に近づくんじゃない!」と

何度も絢子の頭を踏みつけた。

 

 

絢子の顔は腫れ上がり鼻血も出て服も血だらけになった。

そんな姿を見ても父が継母に言ったのは

「世間体を考えろ」の一言だけだった…

 

 

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そして、この日を境に継母の虐待は酷くなり

食事の片付けや掃除が遅いと殴られ

足音がうるさいと蹴りつけられたのだった。

 

更には真愛美の部屋を覗いてたことがバレた時には

服を脱がされムチで叩かれ

それが消えない傷跡になってしまった。

 

叩いたあとに継母は「あんたは居候同然なのよ

放り出されないだけ有り難いと思いなさい」と放った。

絢子は何度ムチで叩かれても

真愛美の姿を見に行くのをやめなかったのは

目が合うと必ず笑いかけてくれたからだった。

 

 

ある時、絢子がベッドの上でお腹を空かせていると

真愛美の泣き声が聞こえてくる。

絢子は真愛美に近づき

「どうしたの?真愛美もお腹空いたの?」と尋ねると

真愛美は泣き止んで笑顔を絢子に見せた。

 

 

そこに継母がやってきて絢子の髪を掴んで引っ張り

「あんたまた性懲りもなく!

そんなに鞭で打たれたいの!?」と怒り出した。

すると真愛美が再び泣き出してしまい

絢子は真愛美が笑ってくれていたのにと怒りがこみ上げ

継母の足元に蹴りを入れた。

それに腹を立てた継母が

「何すんのよ

クソガキ!!」と絢子の頬に思いっきり

平手打ちをし、その勢いでよろけてしまった絢子は

後ろにあった花瓶の乗った台に後頭部を打ち付けてしまう。

その後の事を絢子は憶えていなかった。

 

 

 

病院では医者が今回の頭の怪我だけではなく

体中の傷跡や栄養失調も完全に虐待の証拠だと

絢子の父と継母に話していた。

それを聞いた父が「どうか警察にだけは…

妻も反省しておりますし

まだ乳飲み子もおりますので…」と言ったため

絢子への虐待が明るみに出ることはなかった。

 

この事がきっかけで継母の虐待は止まったものの

それと引き換えに絢子は元の絢子ではなくなってしまい

世界のすべてがつまらないものに変わってしまったのだった。

部屋の中には首を切られ目をえぐり取られた人形や

洋服や本が切り刻まれて床に転がっている。

花を握り潰し、遠くを見つめている母の姿を思い出しては

涙を流す絢子。

 

そんな絢子の元に笑い声が聞こえてきた。

その声に引き寄せられて行くと

継母と真愛美が遊んでいて

継母が真愛美の元を離れると絢子は真愛美に近づく。

 

すると真愛美はまた屈託のない笑顔を絢子に向けた。

そんな真愛美に絢子は泣きながら

「なぜ?どうしてなの

どうしてあなただけ…

そんなにきれいなままなの?

ずるいじゃない…真愛美

あなたは最初から

私には与えられなかったものをたくさん持ってるのに」と

床に伏せると絢子はふと

(ああ、そうか

そうすればいいんだ)と思いつき

「ねえ、真愛美

私にもう一度見せてちょうだい

大好きよ、真愛美」と涙を流しながら母が自殺に使った

カミソリを真愛美に向けていた。

 

 

 

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血を浴びた絢子は空を見上げながら

(ああ、やっぱりそうなんだ

母さまと同じきれいな赤色だわ)とうっとりしていると

そこへ継母が現れ叫びだし

絢子を突き飛ばすと真愛美の遺体を抱き上げ泣きわめいていた。

 

絢子はそんな継母も殺すと軽蔑した目で

「つまらない

あなたは全然きれいじゃないのね」と言い放ち

油を継母に掛け

「母さまの着物を燃やした罰よ」と

継母に火をつけた。

そのまま屋敷全体は燃え、

燃える屋敷を絢子と執事や女中が見つめている中

父が帰宅し血だらけの絢子を目にする。

 

 

屋敷は全焼し、焼け跡から

黒焦げになった継母と真愛美の遺体が見つかったものの

警察は焼死と断定し、父も絢子には何も聞かなかった。

一番大事な「世間体」を守っただけのものだと

現在の絢子は清二郎に話す。

 

 

屋敷は父と祖父が絢子を閉じ込めるために建てたもので

樺太の女学校へ送られたのは誰一人自分を知る人物がいなかったからと

淡々と話す絢子を清二郎は後ろから抱きしめた。

 

 

絢子が「…私がおぞましくはないの?」と聞くと

清二郎が「まさか」と答えたところで35話は終わります。

 

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今回の登場人物

 

絢子:学生時代ハナをいじめていたグループのリーダー格。

冷酷な事をさせて顔色を一切変えずただ見ている。

清二郎という色狂いと結婚した。

初対面の時にハナの何かをキレイと首をシメたことがあった。

デパートで顔が変わったハナに再会したときも

「何できれいなの?」と一心不乱にハナを追いかけた。

 

 

清二郎:ド変態。「玩具」と呼ぶ女の人に性癖をぶつけ

自分の欲を満たそうとする。

絢子には中々、相手にしてもらえないらしい。

最近は絢子を守り抜こうと決めてからは普通のイケメンに。

しかし、絢子の過去を何も知らないと気になり

加世に調べて貰っている。

 

絢子の祖父:人のもが欲しい癖があり

「奪う」事が好きでこれまでも人からたくさんのものを奪って来た。

病気で寝込んでいる。

 

保親:絢子の父。

絢子の母親が祖父に抱かれその結果絢子ができた事を知り

母と絢子に対して嫌悪感を抱いている。

 

 

継母:絢子を嫌っていて女中のように扱ったり

虐待したりしている。

 

 

 

感想

 

頭を打ってしまったことで絢子が別人格になってしまいましたね。

祖父の子なのだから遺伝かな?

 

絢子過去が分かったところで

今度は大量の農薬を持ち歩く百子や

サチの顔をつけた敏恵に主人公のハナなど

今どうしてるのか気になりますね。

 

まだまだ完結する気配がない「美醜の大地」

今後も楽しめそうです。

 

 

》》第36話のネタバレはこちら

 

 

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