「美醜の大地」第34話のネタバレ・絢子の衝撃的な過去

「美醜の大地」第34話のネタバレ・絢子の衝撃的な過去

 

前回は絢子の祖父の幼少期からの癖が発覚し

絢子や保親が祖父に対し冷たくあしらう意味が何となく分かりましたね。

サチが殺されてしまった事を知った森哉も暴走しそうな予感ですが

どうなるのでしょう…

そして、遂に絢子が清二郎に体の傷跡を見せ

過去の話を語ろうとした所で終わりました。

 

絢子の過去には一体何があるのでしょうか?

 

 

第34話のネタバレ

 

絢子の中での1番古い記憶は窓辺で

キレイな着物を着て色とりどりの花に囲まれながら

ひとりで涙を流す母の姿。

その母の顔が忘れられずにいた。

 

「母は優しい人だったわ

美しくて儚げで

そしてたぶん弱い人だった」と語る絢子に

清二郎は「…たぶん?」と疑問を投げかけた。

 

その問いにふと顔を反らし

「早くに他界したから」と答えると

清二郎は絢子のそばまで行きそっと方に手を乗せる。

絢子は「私の目の前で」と言い遠くを見ていた。

 

 

窓辺で泣く母に幼い絢子は近寄り

何で泣いているのか、どこか痛いのかと問いかけた。

 

そんな絢子を見て母は微笑みながら

「優しい子

あなたは母様の宝物よ」と抱きしめる。

 

保親が帰宅し女中と執事が出迎え

絢子を抱っこした母も「お帰りなさい」と声を掛けるのだが

素通りされてしまう。

その姿を見て母が悲しい表情を受かべているのを

絢子は見上げていた。

 

保親は絢子たちをまるで「いないもの」のように扱っており

絢子はそれがずっと不思議で仕方なかった。

 

なぜなら女中から

「だんな様は奥様にひと目惚れなさって

樺太からはるばるここへお連れになったんですよ」と

聞いていたからだ。

そんな保親の態度を見て絢子は父という人間が

よく分からないと感じていた。

 

絢子は母から悪いこともしていないのに

数時間から時には半日ほど地下室へ閉じ込められる事があった。

暗く蜘蛛の巣が張った地下室で絢子は人形を抱えながら

次第に父同様に「母も本当は愛してくれていないのかもしれない」

考えるようになり、

それは暗闇よりも恐ろしいことだと思っていた…

 

地下に閉じ込められた後は必ず母は窓辺で泣いていた。

愛されていないのかもと思いながらも絢子には母しかおらず

慕っていたのだった。

 

泣きながら何かを握りしめる母に

「それなあに?」と聞くと絢子を膝にのせ

優しく見せてくれたのは1枚の子供の写真で

「これはね遠くに遠くに住んでいる

あなたのお兄ちゃんよ」と教えてくれたのだった。

 

絢子はそんな母を見上げ

「かあさまはあやこより

おにいちゃんのが好きなの?」と聞く。

すると母は絢子を抱き寄せながら

「違うわ

あなたもあなたのお兄ちゃんも

母様の大切な宝物なのよ

だって子供は私の分身なのだもの」と涙を流していた。

 

 

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また地下室でひとり待つ絢子の元に

母がうつろな表情でやってきて

「絢子いらっしゃい

…お爺様が来ているの

あなたに会いたいって」と手を引かれ

祖父の前に連れて来られた絢子。

 

 

祖父は「大きくなったなぁ」と声をかけて来るが

絢子は怯えながら母の着物を掴みくっついていた。

祖父は「しょうっちゅう訪ねてきておるのに

お前の母はまったく会わせてくれなんだ

なぁ?」と言いながら絢子の頭を撫でた。

絢子の目には祖父の手のひらが何故か恐ろしくうつる。

 

 

そして絢子の前で祖父と母は行為に及んだ。

祖父は「そこで見ていろ絢子」と感情のない目で絢子を見ながら言い放つ。

絢子は自分が地下室に閉じ込められていた理由をその時理解したのだった。

 

 

やめて下さいと泣きながら懇願する母に祖父は涼しい顔をしながら

「保親はまだおまえを抱かないのか?」と聞いてきた。

無言になる母に笑いながら

「無理もない

あれは相当おまえに惚れ込んでおったからのう

絢子なぜ父親がおまえたちを避けるかわかるか?」と祖父が言うと

母は「やめて…」と力なく言った。

 

しかし祖父は気味悪い笑顔で絢子に向かって

「おまえが私の子だからさ」と言い

絢子は一気に暗闇の包まれる。

 

 

母は泣きながら「ごめんね

あやこ…」と言うしか出来なかった。

絢子の抱いていた人形の首は取れ

床に転がるのだった…

 

 

 

夜になり母は涙を流しながら樺太にいた頃の話をする。

母には優しい夫に可愛い息子と別の家族がいたのだと言う。

幸せに暮らしていたのだが夫の会社が上手くいかなくなった時に

祖父が会社を買い取ってしまい

その時に祖父と一緒に来ていた保親が母に惚れ

「父は何もかも奪い去り

あなた方を潰す気でいます

そうなれば巨額の負債だけが残され

一家全員でクビをくくらなければいけなくなるでしょう

私の妻になってくれるといってくれるなら

あなたの家族が食い繋いでいけるよう

配慮しますよ」と悪魔のような笑みを浮かべ選択を迫ったのだ。

 

 

母には選べる道は残されておらず

後を追ってくる息子も何もかも置いて樺太を去ったのだった。

保親は嫁ぎにきた母をとても大切にしてくれていたが

北海道へきたその晩に祖父の手篭めにされてしまう。

その事がずっと言えずにおり

祝言前に妊娠が発覚した事で保親に全てを打ち明けると

「意趣返しに高島津を乗っ取る気か

この売女!!」と酷く罵られ口も聞かなくなってしまったのだと…

 

 

保親は絢子が生まれても顔さえ見に来ることもなく

母と絢子を空気のように扱ったと。

その後も祖父は度々訪れては母を好きなようにしたのだと。

 

そして母は「ここには鬼しかいないわ」と言い

スッと立ち上がると鏡台まで行き

引き出しから大きなカミソリを取り出す。

絢子と向かい合うように座り

絢子の首元に刃を当てたかと思うと

涙を流しながら倒れ込み

「できない…

連れていけない」と言った後に

絢子の頬に手を触れ「ごめんね…」と言うのだった。

そして微笑みながら「大好きよ、絢子」と言い終わると同時に

自分の首元に刃を当てて自害した。

 

飛び散った血を見た絢子は母のキレイな着物よりも

鮮やかで美しいと憶えていた。

 

動かなくなった母の手には

樺太にいる前の夫との子の写真が握られており

それを見た絢子は

「やっぱり母は兄の方が好きなのだ」とぼんやり考えながら

ずっとその光景を眺めていたのだった。

 

 

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絢子は母がよく泣いていた窓辺に腰を下ろし

(かあさまはここから何を見ていたのかな)と考えていた時

保親に「きなさい」と呼び出される。

ついていくと「これからおまえの母になる人だ

挨拶しなさい」と女性を紹介された。

その女性は険しい表情で絢子を見つめていた。

 

そして、その日から継母による虐待が始まった。

書き取りを寝ずにやり終えろ

それまでは食事が抜きだとか

女中に絢子の部屋の掃除はしないように言い

甘えないで自分でしろだとか

愛想がないから母親がどんな風に育てたのかと母の悪口まで言った。

 

しかし、絢子は黙って従い

書き取りを終わらせた事を継母に報告に行くと

継母はノートの上にわざと、うどんとお茶をこぼし

「これじゃ真面目にやったかどうかも確認できないわね

全部やり直しなさい」と意地悪く微笑んだ。

 

しかし、絢子は静かにこぼされたうどんやお茶を片付ける。

その後ろ姿を面白くない様子で見る継母。

 

すると今度はドラム缶に母の遺影や位牌などを入れ

燃やし始め「どうしたの?そこ寒いでしょ?

もっと近くにきて暖まりなさい」とまたも意地悪く微笑んだ。

 

継母は泣きもしない絢子が面白くなく

母の遺品を全て燃やしたのだった。

黙って涙を流し、両手でスカートを握りしめながら

燃やされていくのを耐えいる絢子の姿を見た継母は

満足そうに笑っていた。

 

 

部屋に戻ると鏡台の前で泣きながら

「かあさま…ごめんなさい…

全部燃やされちゃった…」と泣いていた。

ふと見ると鏡台の奥に何か光るものを見つけた絢子。

 

それは母が自害する時に使った大きなカミソリだった。

涙を流しながらカミソリを見つめる絢子をうつした鏡の

背後に母の姿もうつし出されていたところで

第34話は終わります。

 

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今回の登場人物

 

絢子:学生時代ハナをいじめていたグループのリーダー格。

冷酷な事をさせて顔色を一切変えずただ見ている。

清二郎という色狂いと結婚した。

初対面の時にハナの何かをキレイと首をシメたことがあった。

デパートで顔が変わったハナに再会したときも

「何できれいなの?」と一心不乱にハナを追いかけた。

 

 

清二郎:ド変態。「玩具」と呼ぶ女の人に性癖をぶつけ

自分の欲を満たそうとする。

絢子には中々、相手にしてもらえないらしい。

最近は絢子を守り抜こうと決めてからは普通のイケメンに。

しかし、絢子の過去を何も知らないと気になり

加世に調べて貰っている。

 

絢子の祖父:人のもが欲しい癖があり

「奪う」事が好きでこれまでも人からたくさんのものを奪って来た。

病気で寝込んでいる。

 

保親:絢子の父。

絢子には無関心どころか嫌悪感のようなものを見せる。

 

感想

 

絢子の壮絶な過去に驚きましたが自身が継母から虐待を受けていたのに

何故ハナをイジメていたのか未だ謎がありますね。

そして、保親も嫉妬なんでしょうが母と絢子に当たる前に

自分の父親がやばいって分かりきってるんだから

しっかり守ってやれよと思わずにはいられないですよね。

 

母の遺品のカミソリを手にした幼い絢子はどうするのか。

体の傷跡はそれを使って自分でつけたものなのか気になります…

 

 

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